GoodSleeves代表の尾関幹人さんが行うワークショップ第2弾です。
(第1弾は2019年7月5日実施)
10 月30日(水)のみ1日だけの実施予定でしたが、おかげさまで参加要望のリクエストを多くの方にいただき、急遽31日(木)に追加講習を開催することになりました。キャンセル待ちで諦めていた方、この機会にぜひお申し込みください。
ワークショップ内で使われる表地は、通常のナイロンの7倍の強度のあるコーデュラナイロンを使用します。
最も肉厚で高額な生地の1680デニール(※1)です。
このナイロンは国内外の大手カバンメーカーに採用されているだけでなくて、世界中の軍隊の装備品の表地にもなっているほど、評価・信頼を勝ち得ている素材となります。
ジッパーも、人気の素材「YKK 止水ジッパー」を採用します。ジッパーの取り付け方法を習得していただくと、ミシンで創作する世界が一気に広がります。
また難しいと言われているグログランテープを縫い付ける「ラッパ」の取り回しの秘訣も公開しますので、この機会をお見逃しなく。
今回は、「ガジェット類がしっかりと収納できるポシェット」というテーマです。
今年7月に行われた第1回のワークショップでは、「iPadが入るサコッシュ」というテーマで、マチ(厚み)がない設計のものを作りましたが、今回作るものは、より一歩踏み込んだ内容になっています。
収納を想定するものは、財布やスマートフォンの他に、モバイルバッテリーやある程度の大きさのデジカメなどのガジェット(※2)類をしっかり守って収納できます。その他に、化粧品やサングラスを入れたり、日常や旅先でふらっと街歩きをする際に、快適な使い心地のものとなります。
今回のワークショップも、表地に使用する生地は、インビスタ社コーデュラナイロン 1680Dを使います。
この生地は、別称でバリスティックナイロンともいわれる、世界各国の軍隊の装備品にも採用されている非常に耐久性に優れた生地です。
マチ(奥行)をしっかり出した構造を作ることができると、その先には、例えば本格的なバックパックなど、大型のカバンを作る技術につながります。
ワークショップで完成したポシェットは、お持ち帰りいただき、次の日から日常でご愛用いただける実用的なものです。
初心者の方から経験者の方まで、本格的な素材を活用して、baby lockの皮革・厚物用職業ミシン「極(きわみ)」の高性能さを感じていただきながら、ミシンでのモノづくりが純粋に楽しいと感じていただける1日となれば幸いです。
最大10名限定となります。男性・女性を問わずご参加をお待ちしております。
(※1)
デニール(denier, 記号:D)は、線密度、繊度、糸・繊維の太さの単位です。
1デニールは、9000メートルの糸の質量をグラムで表したものがデニール値です。
1000D=9.000mで1.000gの糸を使用した生地。
1680D=9.000mで1.680gの糸を使用した生地。
となります。
(※2)
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作品スペック
[生地]
表地/コーデュラナイロン 1680 デニール Color :ブラック
裏地/オックスナイロン 420 デニール Color : グレー
[部材]
YKK社製止水(しすい)ジッパー
[サイズ] 外寸
高さ 18cm
横 25cm
奥行 11cm
[重量]
315g(付属のストラップ込み)
協力:ミシンプロ田中屋