「Tシャツの衿リブを上手につけるには どうしたらいいの?」
「Tシャツの衿リブを上手につけるには どうしたらいいの?」
・ロックミシン1台でTシャツを作りたいけれど型紙がない
・衿リブをつけてみたら立ち上がっちゃった
・身頃にシワが寄っちゃった
ベビーロック・スタジオでもみなさんから、そんな声を聞くことがあります。
リブの幅、生地など原因は色々あるのですが、今回は”いせ込みの分量”に注目して実験してみたいと思います。
衿ぐりとリブを馴染ませるためには、いせ込みが必要です
■いせ込みってなあに?
“平面の布地に丸みやふくらみを持たせ、立体の洋服に仕立てるための技法 !”
長さの違う生地をタックやギャザーを寄せずに縮めながら縫う技術で、衿リブを身頃の衿ぐりよりも短くしていせ込みながら縫うと、デコルトにフィットした仕上がりになります。
そこで一般的によくみるTシャツ生地を使って
リブの長さと差動を変えていせ込みの比較をしてみました!
・使用する生地

今回使用した生地は、適度な厚みの伸びすぎないスムースニット生地。端が丸まりにくく適度な伸縮性があり扱いやすいため、ベビーロックのワークショップではよく使われます。
適度な伸縮性によって衿リブとしても馴染みよく仕上げることができます。

【衿ぐりや袖口のリブに向いている生地】
・スムースニット
・スパンフライス
・リブニット
伸縮性のある生地がおすすめ!
・使用する型紙
型紙は「ロックミシン1台で作るクルーネックTシャツを基本に作っていきます。
型紙のダウンロードはこちらから縫い方はブログ「ロックミシン1台でニット服を仕上げる方法」や「ロックミシン1台で作るクルーネックTシャツ動画」を参考にしてください。
ブログ「ロックミシン1台でニット服を仕上げる方法」衿ぐりの長さの比較
身頃の衿ぐりに対して、衿リブの長さを100%、90%、85%、80%、75%で比較

※アイロン前の出来上がり。
※今回の生地は基本的に1.3の差動で縫っています。75%の衿リブのみ1.8の差動で縫っています。(素材に合わせた差動に設定してください。)
100%

90%、100%の衿リブは衿が立ち上がってしまいました。
90%

85%

身頃にシワもなく安定している
80%

75%、80%の衿リブは身頃にシワが寄っています。
75%

差が大きく縫いにくいため差動は1.8で設定
この生地で一番落ち着きよくきれいに仕上がったのは85%の衿リブでした
実は今回使用している型紙も85%の衿リブで用意されています。
このように綺麗に仕立てる場合は「いせの量」が大事であるということが分かります。
綺麗に仕上げる大事なポイント!仕上げアイロンをかけよう
多少シワが寄ってしまったり衿が立ちあがってしまっても、仕上げアイロンをかけてあげると落ち着くことがあります。
先ほどの衿ぐりにアイロンをかけてみましょう!
アイロン前

ややシワが寄っていた衿リブ80%
アイロン後

アイロンをかけることで落ち着き馴染みがよくなる
仕上げアイロンをかけるとより仕上がりが馴染み、綺麗な衿ぐりに落ち着きます。
シワが出来たり衿リブが立ち上がる場合には丁寧にアイロンをかけてあげてください。
それだけで仕上がりがグンとよくなりますよ!
衿リブが立ち上がる場合にはステッチをかけよう
仕上げアイロンをかけても衿リブが立ち上がってしまったり、縫い代が落ち着かない場合は表から縫い代にステッチをかけて落ち着かせてあげましょう。
衿ぐりが狭いデザインの時には、頭を通す時に糸が切れてしまうのでチェーンステッチ(カバーステッチミシン)や、伸縮強化縫い(家庭用ミシン)などで縫ってあげると切れにくくなるので安心です。
まとめ
今回の検証では「いせの量」で仕上がりが決まることが分かりました。
大体は80~85%前後の「いせの量」が綺麗に仕上がります。
衿ぐりやリブの幅、素材によって、綺麗に仕上がる「いせの量」は変わります。
デコルテに沿った美しい仕上がりにしたい場合には、使用する素材に合わせて衿ぐりの長さをお好みで調整してみてくださいね!