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染料インクによる、生地プリント

20200304アイキャッチ

こんにちは。

最近、弊社ベビーロックは事業の幅が広がり、主力のミシン事業のみならず、色々な取り組みを強化しています。
例えば、昨年10月にはハンドメイド系クリエイターやワークショップフリークの間で人気のMaker’s Base(⇒instagram)をグループ化しました。
また、先日ツイッターやプレスリリースでもお知らせいたしましたが、東京日暮里の『繊維街』にできる新しい施設内に、弊社が運営する創作スペース&シェア工房を開設します。

オープンは12月の予定。
一般的な直線ミシン・ロックミシンから職業用のミシン各種を置いたり、布用プリンターや皮漉き機といった、アパレル・雑貨製作に必要な多くの機器を時間制で使える施設になると思います。

アパレルや雑貨のクリエイターさんや、ハンドメイド界隈にとって『聖地』となっている日暮里繊維街でのオープンです。
繊維街で買った布や革を、買ったその足で加工・製作できる。そんな施設にするのが狙い。
ものづくり品を買いに行く場所として、すでにブランド力のある繊維街に、その場でものづくり始められるスペースを作る。

日暮里地域の活性化に加え、ものづくり文化の発展に貢献できると確信しています。

 

さて、そんな動きの中にある、我々ベビーロックプリンティングですが、現在のメイン事業はやはり生地のプリントサービス。
ご愛顧いただいているお客様のためにも、プリントサービスをないがしろにしてはいけません。

そして少々個人的な話になるのですが、筆者が当サービスの担当になってから、やっと1年と数ヶ月が過ぎたところです。

正直ウチのプリントサービスは、決して”安い”サービスではありません。
それは、品質なりの工程やマンパワーがかかっているためです。
しかし、決して他社と比較してすごく”高いわけではない”サービスです。
むしろ、プリント品質に加えてサービス対応などを含めると「トータルコストは良心的なのでは」と感じるときもあるほど。

でもそういったことはなかなかお客様、特にまだ利用されたことのないお客様には伝わりにくく、高いイメージを持たれていることもあろうかと思います。
世間には、弊社より低価格でプリントサービスを提供している企業はいくつかあります。でも、プリント方式や料金体系を比較すると、必ずしも低価格サービスを選ぶことがベストな選択とは言えない場合も往々にしてあるのです。

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回は上記のような考えから、『ベビーロックプリンティングの染料インクジェットプリントをお勧めしたい理由』について、改めてご紹介したいと思います。
特に「生地のプリントを頼みたいけど、どこの業者に依頼すればいいのかわからない」、「一度どこかの業者に依頼したことがあるけど、納期までに納得のいく仕上がりのプリント生地ができなかった」といった経験がある方に読んでほしい内容です。

なぜ、”染料インク”の生地プリントに自信を持っているか

1、一番品質が良く、結果的に選択肢が最も広い

布プリント方法は、意外にも何種類もあります。
有名なところではシルクスクリーンプリントや昇華転写プリントなどがあります。
一般的にハンドメイド作家さんなどの、プリント布が必要な人向けサービスで世の中に多いのは、昇華転写によるプリントサービスです。

そして、弊社が採用しているのは、染料インクによるインクジェットプリントという方法。
生地プリントには、染料や顔料といったインクの種類にも違いがありますが、弊社では染料によるインクジェットプリントを採用しています。

この中では、染料プリントが、プリントできる生地の種類が多く、最も高品質だと弊社は考えています。

昇華転写では、ポリエステル素材にしかプリントできません。
また、顔料プリントでは、ポリエステルのみならず、綿や麻などなんにでもプリントできますが、基本的に生地の風合いが変わるのが前提で、インクが落ちやすいという難点もあります。
さらに、昇華転写も顔料も、インクの出方に特徴があり、どちらもビビッドなハッキリした柄や色は得意なのですが、繊細なグラデーションや細い線などを表現しようとすると、若干ベタッとした印象が出てしまう傾向にあります。

その点染料によるインクジェットプリントは、顔料ほどではないにしろ、多くの素材(綿、ポリエステル、シルクなど)にプリントでき、生地の風合いも変わらず、洗濯や摩擦などのへの堅牢度も十分あるのです。

弊社は、プリントできる素材の種類が豊富で、発色が最も優れている布プリント方法であるという点を重視し、インクジェット染料プリントを採用しています。

2、染料プリントのメリットデメリット、他のプリントとの違い

デメリット

プリント品質とプリントできる素材のバリエーションが豊富な染料プリントですが、デメリットもあります。

大きなデメリットと言えるのが、プリント工程の多さです。
お客様側からすれば、「納期が長い」とも言い換えられます。

染料プリントでは、インクジェットプリンターでプリントするのですが、その工程自体は家庭用のインクジェットプリンターで紙に印刷するのと構造的には変わりありません。
しかし、前後に生地の洗いや蒸す(蒸熱)作業が必要なため、どうしてもご注文から納期まで2週間程度かかってしまいます。
工程すべての説明は割愛しますが、洗いと蒸しがあることによって、風合いを変えずクオリティの高い発色を実現し、なおかつ色落ちしなくなります。

蒸し器取り出し

蒸熱機からの取り出し風景。熱いインクに水滴が落ちると滲むので、取り出し時に天井を拭いて水滴の落下を防ぎます。

弊社では、よく服飾系専門学校の学生さんから卒業制作などの際にご注文をいただきますが、筆者もそうでしたが学生さんはいつの時代も見通しが甘いもので、「3日後までにできますか??!」などとお問い合わせいただくことがあります。
学生さんらしくてかわいいので頑張りたいのですが、さすがに5日以内の納品はどう頑張ってもムリです(笑) なるべく早く相談してね。
なので、結構弊社のプリントは納期が長くて選択肢に入らないというイメージを持っているお客様もいるかと思います。

メリット

メリットは、前項の繰り返しになりますが、やはり発色と堅牢度は他のプリント方法に比べて格段にいいです。

発色
染料インクジェットプリントの発色の良さは最大の利点です。
一目見てわかる鮮やかな色味はもちろんですが、グラデーションや淡い色合いをプリントすると、その真価が最も感じられます。
初めて染料インクでプリントした生地を見た多くのお客様が、鮮烈な発色や、細かい色の表現力に感動されます。

風合い
顔料インクだと生地の風合いが変わってしまいます。
イラストやメッセージがプリントされたTシャツがよくありますが、あれはたいてい顔料プリントです。Tシャツだとあのペタペタというか、薄いゴム膜のような質感も含めていいのですが、柄物のスカーフを作る際にあの質感では困りますよね?
しかし染料インクであれば、シルクのスカーフでも、風合いを保ったままプリントできます。
裏から見ると表が透けて見えるスカーフがあると思いますが、あれは大抵染料プリントですね。

堅牢度
風合いのところで言ったようなプリントされたTシャツですが、古いプリントTシャツって、ひび割れていたりしますよね?
あれも古着のTシャツの良さですが、つまりは時間が経ったり洗濯を繰り返すと落ちるプリントだという事の証左でもあります。
染料プリントは、色落ちの心配がなく、デパートなどで扱う商品の堅牢度の基準を満たしています。

ちなみにベビーロックプリンティングでは、データのチェック・アドバイス・修正を徹底しています。

あと、これはプリンターの性能などの話とは無関係なのですが、ベビーロックプリンティングでは、お客様のデータはすべてチェックし、プリントして問題がないか判断して工場にデータを送っています。

筆者も含め、複数の担当者がお客様のデータをチェックします。
繰り返しのパターンデータなどで、リピートをかけると柄が崩れてしまったり線がはいってしまうデータがたまにあるのですが、それをそのまま入稿すると、当然崩れた柄がプリントされた布ができあがります。
工場でも、担当スタッフがチェックしているので、ダブルチェック体制です。

プリントサービス提供者の中には、ユーザーからの入稿データはチェックなしでプリントするというところも結構あります。
そういったサービスを利用する場合、データは完ぺきなものでなければなりません。
当然プリントサービスを使うユーザーさんは完ぺきなデータにするつもりの方がほとんどですが、完ぺきなデータというのは、採用しているプリント方式や業者によって定義が変わってきます。
なので、データがそのサービスに適合するかどうか、チェックが必要なのです。

弊社を利用されるお客様の中で、「かつて別のサービスでデータの不具合でプリントが上手くいかなかったが、データを作ったのは自分なので業者をとがめられない」と仰っていた方がいます。
その通りですが、大変残念な例だと思います。
だから、ベビーロックプリンティングではデータチェックを徹底し、データ不具合によるプリント失敗の根絶を目指しています。
どうしても上手く(≒プリント規格に適合した)データを作成できない場合は、プリントそのものをお断りする場合もあります。失敗がわかっているのに、プリントしても意味がないですから。

染料プリントを採用していることに加え、データチェックも、弊社のアピールポイントです。

日暮里繊維街のシェア工房にも置く予定です

↑設置の予定、筆者の勘違いでした

筆者は、弊社が12月開業予定の日暮里繊維街のシェア工房に、インクジェットプリンターを置くのかなあと思っていたのですが、全くの勘違いでした。

事実と異なる情報を伝えてしまい、大変申し訳ございませんでした。

ブログを読んだ上司から、鉄槌(メールで事実と異なる点の訂正)を食らってしまいました。
恥ずかしいことなのですが、懺悔の意味で事実と異なる内容の記述を、引用の形で残しておきます。

さて、こんな感じで、ベビーロックプリンティングのメイン事業である、オリジナル生地プリントについてご紹介しました。
改めてのご紹介。という感じではありますが、弊社プリントの”良さ”は、折に触れて発信していきたいなと考えています。

ベビーロックは今年(2020年)12月開設予定のシェア工房に、インクジェットプリンターも置く予定でいます。 (←置かない)
料金とか利用形態についてはこれから決めていくことになるのですが、設置は概ね間違いないのかなあという印象です。 ←大間違い)

服を作れるぐらいの大きな生地のプリントって、普通は個人が自分でできない、少なくともプリント工程はみることはできないと思うのですが、それを見られるようにして、多くの方に生地プリントについて理解を深めていただける場になったらなあと夢想しているところです。 ←夢想というより妄想)

(中略)

ただ染料インクジェットプリントをやるとなると、上の方でも触れてる蒸熱(蒸し)の工程がどうなるんだろうとは思いますが。 ←それをわかっていてなぜ置くと思った??)

というような感じで、染料インクジェットジェットのサービスを担当しているものですから当然置いてくれるのだとばかり思っていました。
上記引用の最後にもあるように、染料インクによるプリントは、水場や蒸熱する(蒸す)機械が必ず必要なので、工場レベルの広大なスペースじゃないとできないんです。

申し訳ありません。重ね重ねお詫びいたします。
文中で学生さんがどうとかデータチェックがどうとか偉そうに言っていたこともお詫びいたします。恥ずかしい。。

 

ただ、昇華転写プリンターに関しては、やはり設置の予定があるようなので、シェア工房で生地へのプリントをしていただくということは実現しそうです。
昇華転写は生地の前後処理などがないため、水場などの広いスペースがいらないので置くことができるようです。
あくまで予定ですが、予定があること自体は事実です!(慎重)

 

長々と読ませ、最後にミスをしてしまいました。
次回以降、より慎重に発信していきたいと思います。

ご不明点やもっと知りたいということがあれば、いつでも気軽にメールや電話をしてみてください。

メール

電話:03-3265-2441

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